2006猫森Aプログラム 2006年9月15日、飲み友達:コヤマさんと一緒に行って参りました。 王国の日、とのことで列に並びながら曲目事前予測大会 ・とりあえずゲド戦記関連だよね ・「王国」はあるはず。 ・向こう側の王国もあるかな 結局予想はこれくらいしか出てきませんでした。 そして、すっと会場が暗くなり、浩子さん登場! 今回は、シックな感じで白と黒のツーピース。 ピアノの前に座られて一曲目 「花の季節 屋根の上」 どんなすごい(変な)歌が来るかと身構えていたので、逆にちょっとびっくり 変化球?!見たいな(笑 そして谷山さんのごあいさつ。 「猫森集会も、これで……5年……?」 詰まってしまわれました。あまりの「らしさ」に、会場から笑い声が。 「ご自分の家のようにくつろいでくださいね。チャンネル合わせたら、たまたま谷山浩子がいた、見たいなー……」 そこでまた笑いが。 ご本人も否定してらっしゃったけど、テレビのほうがびっくりです。 今回はアルバムのコンセプトにそっていらっしゃるそうで、 今日は「ゲド戦記」にちなんで西洋メルヘンを中心にした「王国」 Bは「アタゴール」にちなんで、なつかしの曲も多数織り交ぜた「猫の日」 Cはいつもどおり「オールリクエスト」 Dはアルバムのベートーベン…ようは、それ以外にちなんで(笑)変な曲中心「ドッペルな感じ」 ちなみに、Aは西洋メルヘン中心に集めたら……濃くなったそうです。 次からは旭さんを迎えて 二曲目「笛吹き」 ……ハーメルンの笛吹き男なんですか、モチーフ……わからなかった 三曲目「鏡よ鏡」 白雪姫モチーフ。この曲好きです。「黒くなる〜〜〜〜〜〜〜」のところが(あと、CD盤のコテって効果音(笑)) 四曲目「青い鳥」 モチーフそのまんま。CDで聞くより生のほうが好きだと思いました。 三曲連続が終わって、すーーーっとAQさん登場 相変わらず素敵なお衣装です。アランガの正装っておっしゃってましたけど、どこの国ですか?! さて、ここで谷山さんのMCが入るんですけど… 谷山さん、ここまできてまだ上がってらっしゃるとのこと。 原因は初マニキュア!!赤いのが目に付いて仕方がないそうな。 甘皮の処理とか、初めて知ったそうです。感動している谷山さんがすごくかわいらしかったです AQさんを迎えて続きましては王国シリーズ3連続です。 五曲目「向こう側の王国」 この曲はメルヘンチックで大好きです。矛盾っぷりが楽しい。 六曲目「春の国」 ギャルギャル神戸(?!)での企画で作られたそうです。 中島みゆきさんごにょごにょな話が少し入ってました…(笑 七曲目「雨の国・雨の船」 ヤマハの教材で作られたそうです。照明効果が面白かったです。雨の音の効果好き。 ここでAQさんと旭さん一端退場です。 そして、いよいよ!!手嶌さん登場…!(なんと初ライブ!) 谷山さん紹介のとき「ヤマハの$箱」って、言っちゃだめですよ…! 会場大爆笑でした。 お二人のトークが始まるのですが、手嶌さんは基本的にしゃべらない方だそうで(友達との会話で常に聞き役タイプ)、YESNOで話を振られるのがいいらしいです。 今回わかったのが、何回もすることに飽きない人とのこと。ジブリとか、本とか、同じの何回も読めるって。うらやましい…! 谷山さん伴奏で手嶌さんが歌われたのは 八曲目「テルーの歌」 九曲目「岸を離れる日」 「岸を離れる日」は谷山さんが手嶌さんに渡された中から、彼女が直接選んだものだそうで(他にどんなチョイスがあったんだ…)、すごく雰囲気にぴったりでした。 この曲が手嶌さんにあうのは、きっと手島さんが初々しいからじゃないでしょうか? 谷山さんは永遠の少女(友人談:古代種)だけど、初々しいとはまた別物なんじゃないかな? と、ふと思った一瞬でした。 しかし、受身の人と天然ボケの人だけの進行だとツッコミ必要だと実感ですね、やっぱり(笑 手嶌さんが下がられて、再びAQさんの登場。 掛け合い漫才が始まります。 しかし谷山さん…選挙に興味あるのはいいけど、安倍さんが云々はここで頻繁に出す話ですか(笑 さすがのAQさんが困ってました。 再び演奏に移って。「王国」=「テルー」の日なので、テルーのイメージアルバムより 十曲目「竜」 十一曲目「旅人」 ……迫力が……迫力が……!! 手嶌さんの歌を「本の中の昔話」だとすると、これはもう、「本の中の神話の話をじかに体験してる」感じです…! ピアノの生音が迫ってくる感じで、躍動感があって。 あとでCDでも聞いたけど、迫力桁違い。すごい。すごすぎる。 テルーはおしまいで、旭さん再登場。 旭さんのフルーティストへの道のりの話になったのですが、 え、プラスティックって戦前あんまりなかったの…?! リコーダーなかったんだ…ていうのにびっくり。谷山さんもびっくり。 笛は自作、フルート我流、尊敬します。 笛を始めたきっかけはラジオドラマの笛にあこがれたそうです。 物語シリーズは続きます。 今度は森の中にいってしまいそうなの、ということで 十二曲目「風のたてがみ」 ピアノの迫力が、CDよりもすごくていいなって思いました。AQさんのパーカスも大好き。 十三曲目「エルフィン」 え、これ歌いますか?!森の中ですけど、燃えてますよ(笑 「今日は変な曲ばかり」に一番ピッタリなのでは。と思ったら次は 十四曲目「洗濯籠」 エルフィンの次に来ると不思議な感じ。生ピアノいいな。 十五曲目「安らぎの指輪」 あ、落ち着いた(笑 ……でも、この一連を思うとまたすごいチョイスと思えてしまう谷山マジック。 さて、ここでCD宣伝。アルバム「テルーと猫とベートーベン」 竜から始まりパイソン=蛇で終わる。 だから略して竜頭蛇尾!!って…… 確かに、気がついたら終わってるって感じのアルバムですが(笑 しかし、宣伝が来たってことがもうすぐ終わるのに、王国来ないなー、王国の日なのに…… って思ったら、キターーー! 締めの曲で (ちなみにお友達のの予想はアンコール) 谷山さん曰く 「終わりにこれだけど、旭さんが入って少しはさわやかだから!」 いや、なりません。なりませんって。 そしてやっぱりならなかった。 そうか……今日のコンサートは、「王国」に着たのではなく「王国の入り口」だったのね……とふと思ってしまいました。 そして最後のアンコール アンコールは白い歌!普通の恋の歌!!ということで 「ありふれた恋の歌」 あ、よかった、最後が幸せそうで…… これで同じアルバムから「片恋」持ってこられたらどうしようかと(まてまて そんな感じで、今回のコンサートは終わりました。 あまりにも後味が濃かったです。 でも、やっぱり谷山ワールドは最高だなと再確認しました。 生バンザイ!! |